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BricsCAD Pro

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BricsCAD Pro に関連する機能やテクニックなどの記事をまとめています。 土木機能や点群機能も含まれます。
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#点群

Q. BricsCAD® の Civil3D はありますか?

A. BricsCAD Civil3D という製品はありませんが、BricsCAD Pro に土木ツールが含まれています。BricsCAD Pro V24 には、土木ツールという機能群が搭載されていて、土木・測量の設計に利用いただけます。 土木ツールの概要は次のとおりです。 BricsCAD 土木ツールの概要土木・測量設計向けワークスペース Tinサーフェス機能 造成(グレーディング)機能 線形(アライメント・縦断)機能 コリドー(道路・橋・線路・擁壁)作成機能

ひと目でわかる BricsCAD® V23の更新点:Part3 [点群機能]

以前の記事で紹介した通り、BricsCAD は他のツール不要で点群を取り込んで表示することが出来、取り込み後の動作が軽量であるということで好評な機能となっていますが、V23 ではさらに強化されました。 この記事では、その点について紹介します。 色マップの強化 V22 までの色マップは細かな設定はなく、準備されていた種類から選択するのみでしたが、V23からグラデーションの色数を増減したり、各段階の色の選択、表示の反転、グラデーションせずに設定した色ごとに色分けにするといったこ

BricsCAD® で扱える点群(Point Cloud)ファイルの種類まとめ

BricsCAD の PRO 以上の製品では、点群(ポイントクラウド)ファイルを読み込むことが出来ます。点群ファイルもいろいろな種類がありますが、扱えるファイルの拡張子は BricsCAD V25 では以下の13種類になります。 対応点群ファイルの種類E57:ASTM 中間ファイルフォーマット LAS / LAZ: ASPRS LiDARデータ交換フォーマット PTS: Leica PTSファイル RTX: Leica PTXファイル RCP / RCS: Auto

Q. BricsCAD®の点群表示は最大何点まで対応してますか?

A. 1点群あたり、最大5千万点の表示まで対応しています。点群の最大表示数は、設定でコントロールすることが出来ます。 表示についての設定で、5000万点以上の点群ファイルをアタッチすることは可能で、設定以上の点が含まれる点群をアタッチされている場合、表示状態に応じて間引きされて表示されます。  設定は、「画面上に表示される点の最大数」の項目で行います。システム変数では、POINTCLOUDPOINTMAX 。この設定は、BricsCAD V23では、初期値が400万で、最小

点群から生成したTinサーフェスを均す方法

BricsCAD® では、Pro 以上のライセンスレベルで点群から Tinサーフェスを生成することが出来るということは、この note をご覧頂いている方であれば周知の事実かと思います。 参考記事  BricsCAD®で点群ファイルの取り込みから TINサーフェスの生成まで このとき、全体的なTinサーフェスの細かさは生成時に調整できるのですが、点群の状態によっては、作成されたTinサーフェスに粗々な部分がどうしてもできてしまうことがあります。 このような部分に対して、

BricsCAD®の建築設計者向け動画

Bricsys の動画チャンネルから、建築設計者向け動画リストを紹介します。 長いものもありますが、短めの動画が多いので休憩時間にでもご覧いただけます。 この記事を作成した時点でのリストは以下のようになっています。 2D設計のキャプチャとドキュメント化 2D、3D設計、BIMのための単一プラットフォーム スキャン to BIM パラメトリックデザイン デザインプレゼンテーション スキャン to BIM BricsCAD Unwrapped Session 1

BricsCAD® V24 強化点:点群 - 点群の点表示の強化

BricsCAD Pro以上で利用可能な点群ファイルの読み込みですが、1点群ファイルあたりの点表示数の初期値が400万点から2倍以上の1000万点に更新され、これにより点群表示の品質が向上します。 点群表示数の差についてはこちらの記事が参考になります。  大体のPCでパフォーマンスの問題なく表示できる設定という判断からの初期値変更ですが、もしPCのスペック的に問題が出るようでしたらオプション設定から POINTCLOUDPOINTMAX の設定値を半分に下げたりして調整し

BricsCAD® V24 強化点:点群 - 点群分類(PointCloud Classifier)機能の追加

BricsCAD V24 において Hexagon のインテリジェントな PointCloud Classifier (PCC)が搭載されました。(Pro以上) POINTCLOUDCLASSIFYコマンドによって、読み込んだ点群ファイルの内容を自動的に分類して点群マネージャで表示を切り替えしたりできます。 分類の内容はいくつかレベルがあります。 インドア基本 : 壁、天井、床、窓、ドア、雑然としたものなど。 インドア簡易 : 基本クラス+傾斜屋根、屋根設備、鉄骨構造

BricsCAD V24 の What's New ポイント

この記事では、2023年11月1日にリリースした『BricsCAD® V24 日本語版』について、前バージョンからの更新点の要点をまとめています。 BricsCAD® V24の特徴2023年10月16日にグローバルで開催されたローンチイベントにおいて、BricsCAD®製品および開発の責任者である Jans Syssauw は、Bricsys は次のとおりであるとコメントしました。 「BricsCAD は妥協のないプロフェッショナルな CADソフトウェアです。パフォーマンス

BricsCAD® V24 Lite/Pro の強化ポイントまとめ

この記事では、BricsCAD V24 の コアとなる Lite と Pro に関連した強化ポイントについて解説した記事をまとめています。 昨日は、V24全体での強化ポイントについて要約した内容を掲載しましたが、今回は、LiteとProに絞った形で紹介します。 動画Pro/Lite に関連したブレイクアウトセッションの Youtube プレイリストが公開されていますのでそちらもあわせて視聴していただけます。(日本語字幕付きです) AutoCAD®互換向上系機能強化色々な

BricsCAD で点群のバブル(撮影ポイント)表示を ON/OFFする方法

BricsCAD で点群ファイルを参照表示した時に、点群ファイルによっては、緑色のボールのような「バブル」(撮影ポイントの点)が表示されることがあります。 バブルは点群撮影時に計測とともに作成される360度映像が記録されていて、バブルをダブルクリックすると、バブルビュアーが表示され、その内容を確認することが出来ます。 バブルビュアーでは、マウスホイールのドラッグにより、見ている視線の方向を移動でき、ホイールの上下で画角を変更することができます。 BricsCAD BIM

TINサーフェスからソリッドモデルやメッシュを生成する方法

BricsCAD® Pro 以上の製品では、点座標データや点群ファイルから TINサーフェスを作成して地形データとして活用することができますが、TINサーフェスを更に活用するための機能として、別のデータタイプを生成する機能があります。 今回は、その中からソリッドとメッシュのデータを生成する方法を解説します。 TINサーフェスの準備TINサーフェスの作成は、測量点の読み込みや、点群からの生成することができます。 上にあるTINサーフェスデータをそのまま3Dモデル化すること