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BricsCAD® V24 強化点: 図面ファイル形式の対応

この記事では、先日リリースされた BricsCAD V24 に関連した内容について解説しています。


📘 ファイルフォーマットの対応について

DWG・DXF(汎用)ファイルフォーマット

 V24 における DWG・DXF ファイルのバージョンについては、AutoCAD® のファイルバージョンは 2018形式である点に変化がなかったことからBricsCAD でも対応バージョンに変更はありません。

2D Mechanical オブジェクトを含んだ DWG, DXFファイル

 BricsCAD Mechanical V24 において、パーツ参照やパーツリスト(BOM)、溶接記号などの対応が進んだことで、AutoCAD Mechanical とのデータ互換性が向上しています。
(相互交換する形で運用をお考えの場合は、十分な検証を行って下さい。対応できていないケースを見つけた場合は、データと元になる Mechanical データのバージョン情報などの詳細とともに Bricsys へ改善の要望をお送り頂くと、改修の参考データとして検証されます。)
また、DXFOUTでは、2D Mehanical データに対応しています。

Civil 3D、MAP3D オブジェクトを含んだ DWG, DXF

 BricsCAD V24 では、AutoCAD Civil 3D や Map 3D のオブジェクトデータをBricsCAD のネイティブデータに変換することが可能になり、データ互換性が向上しています。
また、Map 3Dの図面からGISレイヤーを作成できるようになっています。

BIM 系ファイルの対応強化

詳しくは記事で書きますが、BricsCAD BIM の製品では、IFCファイルやRevit (.RVT)ファイルへの書き出しについて対応強化が行われています。
V24では、主にデータの可用性が高まる対応となっています。

Communicator for BricsCAD での対応強化 

こちらも詳しくは記事で書きますが、Communicator for BricsCAD では、対応しているフォーマットのうち、次の形式について対応バージョンが更新されています。

  • ACIS 2023

  • CATIA V5-6 R2023

  • Parasolid 35



 以上のように、最新のDWGファイル形式については既に対応しておりますので大きな変更は必要のない状態です。世界中のユーザから様々なケースのデータについて問い合わせが来ますので、それらのケースに対応を行っていることで、項目として上がっていないケースでもエラー耐性やニッチなデータの再現性については日々向上しています。
 また、BricsCAD は、ソリューション製品の独自データへの対応が進んでいます。特に V24 で強化された Mechanical オブジェクトの対応については、2次元で機械設計をされている方にとっては、データ活用の面で嬉しい点ではないかと思います。BricsCAD では2D↔3D設計の繋がりの良さもありますので、まだ使ったことがない方は、ぜひ体験版をおためしください。

では、よいCADライフを!👍

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