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BricsCAD Lite

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BricsCAD Lite に関連する機能やテクニックなどの記事をまとめています。
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2024年4月の記事一覧

Q. BricsCAD Lite で点群は扱えますか?

A. BricsCAD Liteでは、基本的な表示とプロパティの変更のみ可能です。BricsCAD V24 の製品で扱う事のできる機能内容は製品別では下の表のようになります。 BricsCAD Liteでは、点群を使った設計作業をする際に便利なカラーマップ表示や、断面やクロップ設定などは出来ませんが、すでに参照されているファイルのデータについて、最低限の表示をパフォーマンスよく行うことが出来ます。 断面やクロップを設定しておけば、プロパティから断面表示の ON/OFF が

BricsCAD V24.2 の強化ポイント

3月18日に BricsCAD V24 の最新アップデートである BricsCAD V24.2 がリリースされました。(日本語版は4月9日にリリース。) BricsCAD のマイナーバージョンアップデートでは、不具合の修正やパフォーマンスの向上の内容が行われていますが、V24.2 では大きな更新が行われています。 この記事では、V24.2 で追加された機能や強化された機能についてフォーカスを当て、Lite / Pro / BIM / Mechanical の各製品ごとに要約

Q. BricsCAD®からCSVファイルを書き出し出来ますか?

A. 色々な方法があります。BricsCAD には、図面ファイル内の情報を汎用的な CSV(comma separated values)ファイルに書き出しする機能がいくつかあります。 CSVファイルを書き出しする事ができるコマンド DATAEXTRACTION (データ書き出し) 選択したファイルから、指定した図形種類やプロパティなど、図面データベースのほぼすべての情報を書き出しすることが出来るコマンドです。 [エンコード:BOM 付き UTF-8 形式] ATTEX

BricsCAD®で寸法値に許容差を記入する方法

BricsCAD で寸法に機械設計でよく使う公差値を記入するは、次の方法があります。 それぞれについて解説します。 寸法値のプロパティで許容差を設定する寸法図形のプロパティには、公差の設定があります。 作図後に、プロパティを設定するか、寸法スタイルで設定しておくことで許容差表示を行うことが出来ます。 公差プロパティの公差範囲の上限下限と、その他のプロパティを組み合わせて表示をコントロールします。 BricsCAD の寸法値編集で書式を使う文字書式による許容差表示は、寸

BricsCAD® の使いやすさ改善について

BricsCAD® は、導入時の障壁を減らすための改善についても継続的に行ってきています。 BrcsCAD V24 においては、新規で利用される方に嬉しいセルフラーニングの拡充や使用時の UI/UX 改善が多く実装され、初心者にも優しい CAD として利用いただける環境作りの改善も日々行われています。 日本の設計者向けの BricsCAD 利用環境改善2021年から Bricsys の日本ブランチが出来、日本において BricsCAD を利用し始める方に向けに不足している

BricsCAD®のグリッド表示をコントロールする

BricsCAD の作図領域に表示される グリッド表示は、スナップ機能などと併用して、いわゆる方眼用紙的な形で特定のピッチで作図をすることを補助してくれる機能です。 ピッチは、「グリッド単位」の項目でX方向とY方向をそれぞれ決められますが、BricsCAD では標準設定で「アダプティブグリッド」という設定になっており、ズームの状態に応じてグリッドのサイズが動的に変化するようになっています。 グリッド表示のON/OFFは、ステータスバーにある「グリッド」をクリックするか、シ

Q. BricsCAD®で対応しているファイル形式は?

A. たくさんあります。BricsCADで開く / 保存、読み込み / 書き出しすることが出来るファイルは、図面ファイルの DWG,DXF だけでなく、その他にも対応しているファイル形式がたくさんあります。 ヘルプセンターに記載されている情報をご覧ください。 ファイルの種類 - BricsCAD | Bricsysヘルプセンター

BricsCAD®で寸法の矢印サイズを変えるには

図面に存在する既存の長さ寸法や角度寸法、引出線といった寸法図形の矢印サイズは、プロパティから変更することが出来ます。同じタイプの寸法オブジェクトであれば、複数の図形を選択して変更できます。 また、合わせたい状態の寸法図形が別で存在している場合は、プロパティコピー(_MATCHPROP)コマンドでその図形のプロパティを反映することが出来ます。反映先の指示でまとめて選択すれば一括で反映させられるので便利ですね。 これから新規に作図する寸法に対しては、寸法スタイルの矢印サイズで