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BricsCAD 建築・建設|BIM/CIM

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このマガジンでは、BricsCAD の建築・建設、BIM・CIM に関連した記事をまとめています。
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記事一覧

BricsCAD で点群のバブル(撮影ポイント)表示を ON/OFFする方法

BricsCAD で点群ファイルを参照表示した時に、点群ファイルによっては、緑色のボールのような「バブル」(撮影ポイントの点)が表示されることがあります。 バブルは点群撮影時に計測とともに作成される360度映像が記録されていて、バブルをダブルクリックすると、バブルビュアーが表示され、その内容を確認することが出来ます。 バブルビュアーでは、マウスホイールのドラッグにより、見ている視線の方向を移動でき、ホイールの上下で画角を変更することができます。 BricsCAD BIM

Q. BricsCAD®にプロパティコピー機能はありますか?

A.あります。既存図形のプロパティ(やスタイル)情報を他の図形に反映させて、同じ状態にする用途で便利なプロパティコピー(_MATCHPROP)の機能は、BricsCAD に搭載されています。 アイコンは、2D作図のワークスペースだとホームにあります。 コピーされる内容は、設定のオプションでコントロールできます。 また、BricsCAD の プロパティコピーコマンドは、汎用プロパティだけでなく、BIMデータを持つ図形間のプロパティをコピーもコピーすることが出来ます。 参

BricsCAD® BIM + Lumion® で高品質ビジュアライズ!

BricsCAD は V18 以降、BricsCAD BIM において Act-3D社が提供している 3D建築ビジュアライゼーションソフトウェアである Lumion に、Lumion LiveSync を使用して連携を行うことが可能になっています。 アプリカタログに掲載されている Lumion アプリ、または、Lumionのウェブサイトから Lumion LiveSync for BricsCAD をダウンロードしてインストールすると、BricsCAD に Lumion の

Q. BricsCAD BIM のプロパゲート機能ってなんですか?

A. オブジェクトの状態を効率よく他の同様な部分に反映させる機能です。BricsCAD BIM の機能のうち、初見で使い方がイメージしにくい機能 No1 かもしれない「プロパゲート」の機能について解説します。 プロパゲートの意味プロパゲート(propagate)は日本で普段生活しているとまず遭遇することのない英単語だと思いますが、辞書を引くと「伝える」、「広げる」、熟語だと「伝播」や「遺伝」といった意味があります。 プロパゲート機能のイメージはその通りの内容となっていて、

Q. BricsCADでJWWファイルを開けますか?

A. 手段は複数あります。日本で老舗の 2D CAD ツールとして使われている Jw_cad のデータをBricsCAD で開けますか?という問い合わせが定期的な感じで来るので、この記事では .jwwファイルをやり取りしたい時に役立つ方法について解説します。 JWW ファイルを BricsCAD に読み込む手順 まずはじめに BricsCAD の標準機能を活用して、見た目重視で取り込む方法を解説します。 1.事前の準備 Jw_cad をインストールしておきます。 Br

BricsCAD® V24 BIM の強化点まとめ

この記事では、先日リリースされた BricsCAD BIM V24 に関連した強化ポイントについて解説した記事をまとめています。 BIMファイル形式の強化📘 IFC ファイルのエクスポート強化 📘 Revit®(RVT)ファイルのエクスポート対応 BIMモデリングの強化📘 BIMの壁・柱・床・屋根モデリングの強化 📘 BIM タイププランの強化 BIMプロジェクト管理の強化📘 BIM ディティール管理系コマンドの強化 BricsCAD BIM V24の強化点については

BricsCAD® BIM V24 強化点:BIMディティールの強化

BricsCAD BIM V24 で、BIM プロジェクト内でBIMのディティールを管理するためのコマンドが追加されました。 以下の3コマンドになります。 BIMCHECKDETAILS:BIMディティールのチェック BIMCOLLECTDETAILS : BIMディティールの集計 BIMADDDETAILREFERENCES: BIMディティールの参照 使い方は、以下の動画をご覧いただくと理解しやすいかもしれません。 ファイル毎ではなく、プロジェクト単位でディティ

BricsCAD® BIM V24 強化点:BIMタイププランの強化

BricsCAD BIMのタイプ プラン機能は図面タイプのカスタマイズされたテンプレートを作成することができる機能で、割り当てられたレイヤーやレイヤーの状態から独立して、モデルエンティティのグラフィックをカスタマイズする場合に特に便利に使える機能です。 会社ごとの図面基準や地方自治体の要求事項への準拠が容易になり、特に詳細設計や建築許可パッケージにおいて、2D図面全体の一貫性を達成することができる点に優れています。 BricsCAD V24 ではこのタイププランが強化され

BricsCAD® BIM V24 強化点:.IFCファイル対応の強化

BricsCAD BIM は、V23の時点で IFC2x3, IFC4, IFC4x1の形式に対応していますが、BricsCAD BIM V24 においてIFCファイルの対応にバリエーションが増えました。 具体的には、IFC4 の形式でリファレンスビューというサブセット的なファイルを書き出しできるようになりました。 IFC4 リファレンスビューのファイルは、すべての IFC4機能をサポートしていないツールとIFCモデルを交換するために利用できるものです。 プロパティやプロ

BricsCAD® BIM V24 強化点:建物のモデリング強化

BricsCAD BIM で建物をモデリングする機能は、これまでのバージョンでもあるのですが、どちらかというと自動生成してより簡単にモデルが作れるような方向での強化が多くありました。 BricsCAD BIM V24 では、点群からの自動生成などそっち方面での改良もありますが、基本的な 柱・壁・床・屋根について個別にモデリングするコマンドが搭載される強化が行われています。 それぞれの部位ごとに共通しているのは、BIM の複合材(コンポジション)情報をモデルと一緒に設定でき

BricsCAD® BIM V24 強化点:.RVTファイル書き出し

BricsCAD BIM V23 において、 Autodesk® Revit® のファイルの読み込み(.rfa, .rvt)について強化されましたが、V24では、読み込みに加えて .rvt ファイルへの書き出しが追加されました。 なお、この機能についてはベータ機能として搭載されています。 お試し頂いて今後の開発に向けて広くご意見を頂戴できれば幸いです。うまく扱えなかったデータなどがありましたらデータと望む結果などの情報とともに内容をお送りください。 では、よいCADのライ

BricsCAD® V24 強化点:点群 - 点群分類(PointCloud Classifier)機能の追加

BricsCAD V24 において Hexagon のインテリジェントな PointCloud Classifier (PCC)が搭載されました。(Pro以上) POINTCLOUDCLASSIFYコマンドによって、読み込んだ点群ファイルの内容を自動的に分類して点群マネージャで表示を切り替えしたりできます。 分類の内容はいくつかレベルがあります。 インドア基本 : 壁、天井、床、窓、ドア、雑然としたものなど。 インドア簡易 : 基本クラス+傾斜屋根、屋根設備、鉄骨構造

BricsCAD® V24 強化点:Civil-土木向けの割り込み入力コマンドを追加

BricsCAD V24では、点、距離、または半径を要求されたときに、方位と距離など測量観測情報に基づいた入力できるようになりました。 具体的に利用可能になった入力方法は次のとおりです。 入力時に、これらのアイコンを実行して入力を行います。 この機能により、測量系の方が測量系図面の作成に活用しやすくなります。 他の指定方法もほしいという方要望がありましたら、サポートリクエストへお送りください。 では、よいCADライフを!👷

BricsCAD® V24 強化点:Civil-グレーディングの強化

BricsCAD V24のProで利用可能な土木機能の中にあるグレーディングの機能について、グレーディングの角処理が強化されシャープな角のグレーディングを作成可能になりました。 これまでの、ラウンドタイプに加えて、シャープなコーナータイプが作成可能になったことで造成表現の幅が広がります。 では、よいCADライフを!👷