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BricsCAD 建築・建設|BIM/CIM

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このマガジンでは、BricsCAD の建築・建設、BIM・CIM に関連した記事をまとめています。
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BricsCAD® V24 強化点:Civil-土木向けの割り込み入力コマンドを追加

BricsCAD V24では、点、距離、または半径を要求されたときに、方位と距離など測量観測情報に基づいた入力できるようになりました。 具体的に利用可能になった入力方法は次のとおりです。 入力時に、これらのアイコンを実行して入力を行います。 この機能により、測量系の方が測量系図面の作成に活用しやすくなります。 他の指定方法もほしいという方要望がありましたら、サポートリクエストへお送りください。 では、よいCADライフを!👷

BricsCAD® V24 強化点:Civil-TINサーフェスの強化

BricsCAD Pro の土木機能では、点群や座標点リストから Tinサーフェスを作成することができていますが、V24 で既存の方法の加えてコンター(等高線)データからTINサーフェスを作成することができるようになりました。 TINサーフェス化してしまえば、プロパティを変更して等高線表示の間隔を変更したり、地表の傾斜でグラデーション表示したりといったことができますので、公開している等高線データから地形の3Dデータを作成する方法が増え、土木・測量の業務でより活用しやすくなっ

BricsCAD® V24 強化点:Civil-土木エクスプローラの強化

BricsCAD Pro に搭載されている 土木機能には 土木関連のデータを効率よく扱うために土木エクスプローラが搭載されています。 BricsCAD V24 では、この土木エクスプローラの機能が強化されて Esri シェイプ(.shp)ファイルやオブジェクトからGIS画層の読み込みができるようになりました。 シェイプファイルは複数のファイルから一括して読み込みができます。 読み込まれたGIS画層に属しているデータは、GISの属性テーブルで確認することができます。 表の内容

BricsCAD® V24 強化点:点群 - 点群の点表示の強化

BricsCAD Pro以上で利用可能な点群ファイルの読み込みですが、1点群ファイルあたりの点表示数の初期値が400万点から2倍以上の1000万点に更新され、これにより点群表示の品質が向上します。 点群表示数の差についてはこちらの記事が参考になります。  大体のPCでパフォーマンスの問題なく表示できる設定という判断からの初期値変更ですが、もしPCのスペック的に問題が出るようでしたらオプション設定から POINTCLOUDPOINTMAX の設定値を半分に下げたりして調整し

BricsCAD® V24 強化点:点群 - 点群ファイルの読み込みパフォーマンス強化

BrisCAD Pro 以上のライセンスレベルで利用することのできる点群機能ファイルの読み込み機能ですが、V23 で読み込みに時間が非常に長くかかっていたケース、PTS以外のASCII形式の読み込みが BricsCAD V22 での PTS読み込みと同程度に高速になりました。 読み込み可能な 点群ファイルの種類は V23 と変わりないですが、V24では、点群分類(PointCloud Classifier)機能が搭載されたり、点群表示の品質向上の設定変更があったりしています

Q. BricsCAD®の点群表示は最大何点まで対応してますか?

A. 1点群あたり、最大5千万点の表示まで対応しています。点群の最大表示数は、設定でコントロールすることが出来ます。 表示についての設定で、5000万点以上の点群ファイルをアタッチすることは可能で、設定以上の点が含まれる点群をアタッチされている場合、表示状態に応じて間引きされて表示されます。  設定は、「画面上に表示される点の最大数」の項目で行います。システム変数では、POINTCLOUDPOINTMAX 。この設定は、BricsCAD V23では、初期値が400万で、最小

BricsCAD®でTINサーフェスに標高点を付ける方法

BricsCAD Pro の土木ツールBricsCAD の Pro 以上の製品には、土木ツールが搭載されています。 機能強化もあり V23 からはワークスペースが独立して構成され、起動時のランチャからも選択出来るようになりました。AutoCAD® Civil 3D を使用している方の場合、同じような機能が部分的に搭載されていて点群と連携できるとお考えいただくとわかりやすいかもしれません。 標高点を作成するAutoCAD® Civil 3D を使用している方だと、端点標高とい

「BricsCAD® アドオンアプリの中の人に聞く!」シリーズ:GEOPAX(ジオパックス)編

みなさんこんにちは、「BricsCAD(Bricsys)の中の人」です。 本記事は、Bricsys のアプリカタログに登録されている日本語対応アドオンアプリから、「アドオンアプリの中の人に聞く!」シリーズと題しまして、アプリの特徴や開発でこだわった点などについてインタビューしたものを紹介します。 DWG で 2D/3D どちらの設計もいけるワンプラットフォームな BricsCAD を活用して仕事の生産性アップのきっかけとなれば幸いです。 📄 要約紹介するBricsCAD ア

BricsCAD®で点群ファイルの取り込みから TINサーフェスの生成まで

最終更新:2024年6月19日 点群ファイルの準備・作成BricsCAD では、取り込まれている点群ファイルを書き出す事はできますが、点群ファイル自体を BricsCAD 内で生成することは出来ないので、なにかしらの形で作成された点群ファイルを利用する形になります。 点群の作成は最近だと、レーザスキャナを搭載したドローンやロボットなどを用いた3Dスキャニングのほか、精度は落ちるものの手軽にスキャニングできる、ハンディタイプの Lider スキャナや一部のLider センサ