マガジンのカバー画像

BricsCAD 建築・建設|BIM/CIM

55
このマガジンでは、BricsCAD の建築・建設、BIM・CIM に関連した記事をまとめています。
運営しているクリエイター

#BricsCAD_V24

Q. BricsCAD®でESRIマップを利用できますか?

A. 利用できます。BricsCAD V23で GEOMAPコマンドで利用される地図表示に Bingマップが利用可能になっていますが、BricsCAD V24.2.07 にて、ESRIマップの表示にも対応しました。 GEOMAPKEYコマンドで、ESRIマップ の APIキーを設定して使用する必要があります。 GEOMAPコマンドでは、オプションが以下のように選択できますが、オプションの内容によって、OpenStreetMap、Bingマップ、ESRIマップを切り替えて表

BricsCAD® V24 BIM の強化点まとめ

この記事では、先日リリースされた BricsCAD BIM V24 に関連した強化ポイントについて解説した記事をまとめています。 BIMファイル形式の強化📘 IFC ファイルのエクスポート強化 📘 Revit®(RVT)ファイルのエクスポート対応 BIMモデリングの強化📘 BIMの壁・柱・床・屋根モデリングの強化 📘 BIM タイププランの強化 BIMプロジェクト管理の強化📘 BIM ディティール管理系コマンドの強化 BricsCAD BIM V24の強化点については

BricsCAD® BIM V24 強化点:BIMディティールの強化

BricsCAD BIM V24 で、BIM プロジェクト内でBIMのディティールを管理するためのコマンドが追加されました。 以下の3コマンドになります。 BIMCHECKDETAILS:BIMディティールのチェック BIMCOLLECTDETAILS : BIMディティールの集計 BIMADDDETAILREFERENCES: BIMディティールの参照 使い方は、以下の動画をご覧いただくと理解しやすいかもしれません。 ファイル毎ではなく、プロジェクト単位でディティ

BricsCAD® BIM V24 強化点:BIMタイププランの強化

BricsCAD BIMのタイプ プラン機能は図面タイプのカスタマイズされたテンプレートを作成することができる機能で、割り当てられたレイヤーやレイヤーの状態から独立して、モデルエンティティのグラフィックをカスタマイズする場合に特に便利に使える機能です。 会社ごとの図面基準や地方自治体の要求事項への準拠が容易になり、特に詳細設計や建築許可パッケージにおいて、2D図面全体の一貫性を達成することができる点に優れています。 BricsCAD V24 ではこのタイププランが強化され

BricsCAD® BIM V24 強化点:.IFCファイル対応の強化

BricsCAD BIM は、V23の時点で IFC2x3, IFC4, IFC4x1の形式に対応していますが、BricsCAD BIM V24 においてIFCファイルの対応にバリエーションが増えました。 具体的には、IFC4 の形式でリファレンスビューというサブセット的なファイルを書き出しできるようになりました。 IFC4 リファレンスビューのファイルは、すべての IFC4機能をサポートしていないツールとIFCモデルを交換するために利用できるものです。 プロパティやプロ

BricsCAD® BIM V24 強化点:建物のモデリング強化

BricsCAD BIM で建物をモデリングする機能は、これまでのバージョンでもあるのですが、どちらかというと自動生成してより簡単にモデルが作れるような方向での強化が多くありました。 BricsCAD BIM V24 では、点群からの自動生成などそっち方面での改良もありますが、基本的な 柱・壁・床・屋根について個別にモデリングするコマンドが搭載される強化が行われています。 それぞれの部位ごとに共通しているのは、BIM の複合材(コンポジション)情報をモデルと一緒に設定でき

BricsCAD® BIM V24 強化点:.RVTファイル書き出し

BricsCAD BIM V23 において、 Autodesk® Revit® のファイルの読み込み(.rfa, .rvt)について強化されましたが、V24では、読み込みに加えて .rvt ファイルへの書き出しが追加されました。 なお、この機能についてはベータ機能として搭載されています。 お試し頂いて今後の開発に向けて広くご意見を頂戴できれば幸いです。うまく扱えなかったデータなどがありましたらデータと望む結果などの情報とともに内容をお送りください。 では、よいCADのライ

BricsCAD® V24 強化点:点群 - 点群分類(PointCloud Classifier)機能の追加

BricsCAD V24 において Hexagon のインテリジェントな PointCloud Classifier (PCC)が搭載されました。(Pro以上) POINTCLOUDCLASSIFYコマンドによって、読み込んだ点群ファイルの内容を自動的に分類して点群マネージャで表示を切り替えしたりできます。 分類の内容はいくつかレベルがあります。 インドア基本 : 壁、天井、床、窓、ドア、雑然としたものなど。 インドア簡易 : 基本クラス+傾斜屋根、屋根設備、鉄骨構造

BricsCAD® V24 強化点:Civil-土木向けの割り込み入力コマンドを追加

BricsCAD V24では、点、距離、または半径を要求されたときに、方位と距離など測量観測情報に基づいた入力できるようになりました。 具体的に利用可能になった入力方法は次のとおりです。 入力時に、これらのアイコンを実行して入力を行います。 この機能により、測量系の方が測量系図面の作成に活用しやすくなります。 他の指定方法もほしいという方要望がありましたら、サポートリクエストへお送りください。 では、よいCADライフを!👷

BricsCAD® V24 強化点:Civil-グレーディングの強化

BricsCAD V24のProで利用可能な土木機能の中にあるグレーディングの機能について、グレーディングの角処理が強化されシャープな角のグレーディングを作成可能になりました。 これまでの、ラウンドタイプに加えて、シャープなコーナータイプが作成可能になったことで造成表現の幅が広がります。 では、よいCADライフを!👷

BricsCAD® V24 強化点:Civil-TINサーフェスの強化

BricsCAD Pro の土木機能では、点群や座標点リストから Tinサーフェスを作成することができていますが、V24 で既存の方法の加えてコンター(等高線)データからTINサーフェスを作成することができるようになりました。 TINサーフェス化してしまえば、プロパティを変更して等高線表示の間隔を変更したり、地表の傾斜でグラデーション表示したりといったことができますので、公開している等高線データから地形の3Dデータを作成する方法が増え、土木・測量の業務でより活用しやすくなっ

BricsCAD® V24 強化点:アプリケーションアイコンメニュー

とてもわかりにくい改善点かもしれませんが、BricsCAD V24 にて、左上にあるアプリケーションアイコンのメニューの使い勝手が良くなりました。 具体的には、よく使うものはネストせずに最初から展開された位置に表示されるようになり、シートセットへのアクセスがしやすくなっています。 細かな使い勝手の部分でも改善点の要望は挙げていただけますので、ここのところもうちょっとこうならないかな?というご意見がありましたらサポートリクエストをお送りください。 では、よいCADライフを

BricsCAD® V24 強化点:シートセットマネージャの強化

BricsCAD にはシートセットによるプロジェクト管理機能がありますが、BricsCAD V24 では、このシートセット機能がより直感的に利用できるように強化されました。 ツリーでのドラッグ&ドロップ動作が改良されたほか、複数プロジェクト表示時は個別のプロジェクトごとに表示し、切り替えて使えるようになりました。 また、プロジェクトの情報の同期処理が改善され複数人での編集時に更新状況が分かりやすくなりました。 シートセット情報の保存も自動的に行われるようになったので、S

BricsCAD® V24 強化点:電卓パネル

今回は、BricsCAD V24 で新規に搭載された「電卓」機能について解説します。ワールドワイドで多くの要望が上がっていた機能なのです。 いわゆる関数電卓の機能で、「今まで無かったの!」と意外に思われるかもしれませんが、この度 V24 にパネルとして実装されました。🎉 パネル表示のリストから選択して表示できます。コマンド名は QUICKCALC です。ちなみに、BricsCAD は CALコマンドを実行すると、OS の電卓が表示されます。 電卓パネルの外観パネルの外観