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BricsCAD Pro

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BricsCAD Pro に関連する機能やテクニックなどの記事をまとめています。 土木機能や点群機能も含まれます。
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記事一覧

Q. BricsCAD® でフェンス選択の逆は出来ますか?

A.できます。図形選択のオプションで、フェンス選択というものがあります。 フェンス選択は、ポリラインを描くような形で、選択線を指示して、選択線に交差する図形を選択できるオプションですが、その逆で「線に引っかかっているもの以外を選択したい。」という事があります。 そのようなケースに対応する機能は BricsCAD に標準搭載されています。 (V23 以前のバージョンでは標準搭載されていないので、この機能を使いたい場合は、最新バージョンへのアップデートをご検討頂くか、Expre

Q. BricsCAD®でダイナミックブロックを使えますか?

A. 使えます。BricsCAD では、AutoCAD® で作成されたダイナミックブロックを利用することが出来ます。ダイナミックブロックのパラメータ編集は、グリップからまたはプロパティから行うことが出来ます。※ 一部のアクションや拘束の組み合わせには対応していませんのでご注意下さい。 ダイナミックブロックの作成BricsCAD V25 の時点で、ダイナミックブロックの定義データを作ることは出来ませんが、BricsCAD には、同様な仕組みとして3D にも対応したパラメトリッ

[詳説]BricsCAD®の表機能

表データの扱いBricsCAD には DWG・DXF 上で表として扱われる、表オブジェクトという図形タイプがあります。 このオブジェクトは、一つの表を表すためのもので、Excel データの OLEでの貼り付けとは異なり CADのオブジェクトとして表計算ソフトのように、行と列で構成されたテーブルを1つのまとまりとして扱うことが出来ます。 表ツールの内容 表の作成は TABLE コマンドから行います。 コマンドを実行すると、ダイアログが表示されるので、ダイアログ上で細かな設

BricsCAD® V25 土木ツール:TINのスムージング

BricsCAD V25 に搭載されているクラス最高の TINサーフェスエンジンは、自然な隣接補間を使用して輪郭の表示を更新し、滑らかにする表面を滑らかにすることができます。 TIN の全体または一部を選択して、TINサーフェスを滑らかにすることで、現実世界のより適切な表現をサポートします。 では、良いCADライフを!🦺

BricsCAD® V25:点群マネージャの改良(サムネが大きく)

点群マネージャで「スキャン」の項目にカーソルをあわせたときにサムネイルが表示されるのですが、その表示が大きく表示されるようになりました。 上のイメージのとおりなのですが、V24比で2倍程度大きく表示されます。視認性が上がりましたので分かりにくいケースが少なくなると思います。 では、よいCADライフを!🥟

DIESELマクロをLISPコマンド化する

以前に、メニューマクロ用の簡単なカスタマイズとして、クイックグループ化の解説をしたことがありました。 今回は、これをコマンド化して使用できるようにしてみたいと思います。 コマンド名を決めるたとえば、"QG" というコマンド名にしたいとします。コマンド化するにあたって、BricsCAD で Lite から利用可能な LISP API を活用します。 LISPプログラムをコマンドとして読み込ませる場合、関数名を "C:" で始まる形で定義する決まりになっていますので、関数名

BricsCAD® V25:ソリッド化 (SOLIDIFY)機能

BricsCAD V25 に、閉じたメッシュオブジェクトを3Dソリッドに変換する、「ソリッド化」新機能が追加されました。(Pro以上) 特に他のCADプラットフォームからインポートされたモデルなどでメッシュになっているものをソリッド化することで、ファイルサイズの縮小とともに描画などのスピードを改善することが見込めます。 では、良いCADライフを!🖼️

BricsCAD® V25:新しい点群ファイル形式のサポート

BricsCAD V25 Pro 以上で標準的に扱える、点群アタッチで新しく以下のファイル形式に対応しました。 追加されたファイルフォーマットは次のとおりです。 Z+F点群形式(.zfs) Leica LGSx(.lgsx) Riegl 点群形式 (*.rsp および .rdbx) パックされた HSPC 点群形式(.hspc.pack) .hspc HSPC 形式は 2024.03 バージョンに更新。 点群フォーマットは、計13種類になっています。様々な形式に対

BricsCAD® V25 土木ツール:大規模な土木ポイントのパフォーマンスが大幅に向上

BricsCAD® V25 Pro に搭載されている「土木ツール」で利用可能な「土木ポイント」は、通常の「点」オブジェクトとは異なり、地上の位置や設計要素を識別するためのオブジェクトです。 土木ポイント用のラベルとスタイルを使用して見た目や表示する情報の内容をコントロールします。 この土木ポイントが大量に使用されている図面ファイルのパフォーマンスが大幅に向上し、大規模な範囲で設計データを扱うことが容易になりました。 では、よいCADライフを!🦺

BricsCAD® V25:点群バブルの表示方法強化

バブルの可視性に '表示のみ' が追加されました。 クロップ等で範囲を限定して表示している際に、非表示範囲部分のバルーンを非表示にすることが出来ます。 では、よいCADライフを!☄️

BricsCAD® V25:ベースビューとフラットショット

ベースビューの強化3Dモデルから、2Dの投影図やアイソメ図をビューとしてレイアウトに配置することが出来るベースビュー(VIEWBASE)機能ですが、 BricsCAD V25 では前バージョンから強化され、ビューの生成をバックグラウンドに移動してビューの生成中もユーザーが作業を継続しやすくなるように改良されています。 バックグラウンドでビュー生成するかどうかは、システム変数 DRAWINGVIEWBKG でコントロールすることが出来ます。 フラットショットの強化3Dモデル

BricsCAD® V25:UCSの点群対応

法線を持つ点群の点に基づいて、UCSを設定することが可能になりました。 点群の形状に合わせた作図がしやすくなるので、作図しやすさが向上しています。 では、よいCADライフを!🌌

BricsCAD® V25:ライカDWG変換(LEICACONVERT)コマンドを追加

BricsCAD V25 に Leica Infinity からデータをインポート/エクスポートする、LEICACONVERTコマンドが追加されました。(Pro 以上で利用可能です。) このコマンドは、Leicaデータを含む図面内のオブジェクトを BricsCAD Civil オブジェクトに変換します。 レイヤー定義、線種、2Dまたは3Dブロックを含む BricsCAD テンプレートを作成し、これらをLeica Infinityで直接使用することができます。 テンプレー

BricsCAD® V25:2D CAE解析機能

BricsCAD V25 の試験機能で搭載された機能の一つに「2D 有限要素解析」(_CADANALYSE)による詳細な応力・ひずみ解析があります。 さまざまな荷重に対して対象物の反応をシミュレーションすることで、対象物の性能を評価することができます。 解析結果はパネルやコマンドウィンドウに表示されます。 メッシュの視覚化において、係数のスライダを移動すると変形具合や力のかかり具合がわかります。 2Dのみではあるものの、CAE解析を簡単に利用できるものになっていますの