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BricsCAD 土木・測量|Civil系

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BricsCAD の土木・測量、Civil 分野に関連した話題をまとめたマガジンです。
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記事一覧

Q. BricsCAD®で3Dプリンタに出力できますか?

A. 直接3D プリンタへ出力するメニューはありませんが、STLファイルへの書き出しに対応しています。BricsCAD®から作成した3Dモデルを 3Dプリンタに出力したい場合は、多くの 3Dプリンタが対応している STLファイルへの書き出しを行って出力する流れで対応できます。 BricsCAD から STLファイルへの書き出しEXPORTコマンドまたはSTLOUTコマンドを実行して保存します。 EXPORTコマンドでは、ファイルの種類から「ソリグラフィー(*.stl)」を選

TINサーフェスからソリッドモデルやメッシュを生成する方法

BricsCAD® Pro 以上の製品では、点座標データや点群ファイルから TINサーフェスを作成して地形データとして活用することができますが、TINサーフェスを更に活用するための機能として、別のデータタイプを生成する機能があります。 今回は、その中からソリッドとメッシュのデータを生成する方法を解説します。 TINサーフェスの準備TINサーフェスの作成は、測量点の読み込みや、点群からの生成することができます。 上にあるTINサーフェスデータをそのまま3Dモデル化すること

BricsCAD で点群のバブル(撮影ポイント)表示を ON/OFFする方法

BricsCAD で点群ファイルを参照表示した時に、点群ファイルによっては、緑色のボールのような「バブル」(撮影ポイントの点)が表示されることがあります。 バブルは点群撮影時に計測とともに作成される360度映像が記録されていて、バブルをダブルクリックすると、バブルビュアーが表示され、その内容を確認することが出来ます。 バブルビュアーでは、マウスホイールのドラッグにより、見ている視線の方向を移動でき、ホイールの上下で画角を変更することができます。 BricsCAD BIM

Q. BricsCAD Lite で点群は扱えますか?

A. BricsCAD Liteでは、基本的な表示とプロパティの変更のみ可能です。BricsCAD V24 の製品で扱う事のできる機能内容は製品別では下の表のようになります。 BricsCAD Liteでは、点群を使った設計作業をする際に便利なカラーマップ表示や、断面やクロップ設定などは出来ませんが、すでに参照されているファイルのデータについて、最低限の表示をパフォーマンスよく行うことが出来ます。 断面やクロップを設定しておけば、プロパティから断面表示の ON/OFF が

BricsCAD® BIM + Lumion® で高品質ビジュアライズ!

BricsCAD は V18 以降、BricsCAD BIM において Act-3D社が提供している 3D建築ビジュアライゼーションソフトウェアである Lumion に、Lumion LiveSync を使用して連携を行うことが可能になっています。 アプリカタログに掲載されている Lumion アプリ、または、Lumionのウェブサイトから Lumion LiveSync for BricsCAD をダウンロードしてインストールすると、BricsCAD に Lumion の

BricsCAD® Pro の 3Dモデリング チュートリアル動画

BricsCAD® Proでは、ダイレクトモデリングの機能が利用でき、CAD図面を2Dから3Dへ、3Dソリッドやサーフェスを変形して複雑な幾何学オブジェクトや芸術的な形状を作成できます。 この記事では、Youtube に掲載されているBricsCAD® Pro の 3Dモデリングチュートリアルの動画について補足説明を掲載しています。 これらのビデオでは、ソリッド、サーフェス、メッシュ、ワイヤーフレームオブジェクトの作成方法について、3Dモデリングのコンセプトとテクニックを

Q. BricsCADでJWWファイルを開けますか?

A. 手段は複数あります。日本で老舗の 2D CAD ツールとして使われている Jw_cad のデータをBricsCAD で開けますか?という問い合わせが定期的な感じで来るので、この記事では .jwwファイルをやり取りしたい時に役立つ方法について解説します。 JWW ファイルを BricsCAD に読み込む手順 まずはじめに BricsCAD の標準機能を活用して、見た目重視で取り込む方法を解説します。 1.事前の準備 Jw_cad をインストールしておきます。 Br

BricsCAD® BIM V24 強化点:.IFCファイル対応の強化

BricsCAD BIM は、V23の時点で IFC2x3, IFC4, IFC4x1の形式に対応していますが、BricsCAD BIM V24 においてIFCファイルの対応にバリエーションが増えました。 具体的には、IFC4 の形式でリファレンスビューというサブセット的なファイルを書き出しできるようになりました。 IFC4 リファレンスビューのファイルは、すべての IFC4機能をサポートしていないツールとIFCモデルを交換するために利用できるものです。 プロパティやプロ

BricsCAD® V24 強化点:点群 - 点群分類(PointCloud Classifier)機能の追加

BricsCAD V24 において Hexagon のインテリジェントな PointCloud Classifier (PCC)が搭載されました。(Pro以上) POINTCLOUDCLASSIFYコマンドによって、読み込んだ点群ファイルの内容を自動的に分類して点群マネージャで表示を切り替えしたりできます。 分類の内容はいくつかレベルがあります。 インドア基本 : 壁、天井、床、窓、ドア、雑然としたものなど。 インドア簡易 : 基本クラス+傾斜屋根、屋根設備、鉄骨構造

BricsCAD® V24 強化点:Civil-土木向けの割り込み入力コマンドを追加

BricsCAD V24では、点、距離、または半径を要求されたときに、方位と距離など測量観測情報に基づいた入力できるようになりました。 具体的に利用可能になった入力方法は次のとおりです。 入力時に、これらのアイコンを実行して入力を行います。 この機能により、測量系の方が測量系図面の作成に活用しやすくなります。 他の指定方法もほしいという方要望がありましたら、サポートリクエストへお送りください。 では、よいCADライフを!👷

BricsCAD® V24 強化点:Civil-グレーディングの強化

BricsCAD V24のProで利用可能な土木機能の中にあるグレーディングの機能について、グレーディングの角処理が強化されシャープな角のグレーディングを作成可能になりました。 これまでの、ラウンドタイプに加えて、シャープなコーナータイプが作成可能になったことで造成表現の幅が広がります。 では、よいCADライフを!👷

BricsCAD® V24 強化点:Civil-TINサーフェスの強化

BricsCAD Pro の土木機能では、点群や座標点リストから Tinサーフェスを作成することができていますが、V24 で既存の方法の加えてコンター(等高線)データからTINサーフェスを作成することができるようになりました。 TINサーフェス化してしまえば、プロパティを変更して等高線表示の間隔を変更したり、地表の傾斜でグラデーション表示したりといったことができますので、公開している等高線データから地形の3Dデータを作成する方法が増え、土木・測量の業務でより活用しやすくなっ

BricsCAD® V24 強化点:アプリケーションアイコンメニュー

とてもわかりにくい改善点かもしれませんが、BricsCAD V24 にて、左上にあるアプリケーションアイコンのメニューの使い勝手が良くなりました。 具体的には、よく使うものはネストせずに最初から展開された位置に表示されるようになり、シートセットへのアクセスがしやすくなっています。 細かな使い勝手の部分でも改善点の要望は挙げていただけますので、ここのところもうちょっとこうならないかな?というご意見がありましたらサポートリクエストをお送りください。 では、よいCADライフを

BricsCAD® V24 強化点:シートセットマネージャの強化

BricsCAD にはシートセットによるプロジェクト管理機能がありますが、BricsCAD V24 では、このシートセット機能がより直感的に利用できるように強化されました。 ツリーでのドラッグ&ドロップ動作が改良されたほか、複数プロジェクト表示時は個別のプロジェクトごとに表示し、切り替えて使えるようになりました。 また、プロジェクトの情報の同期処理が改善され複数人での編集時に更新状況が分かりやすくなりました。 シートセット情報の保存も自動的に行われるようになったので、S