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土木・測量|Civil系

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BricsCAD の土木・測量、Civil 分野に関連した話題をまとめたマガジンです。
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記事一覧

BricsCAD BIM & Ultimate が国土交通省「建築BIM加速化事業」の補助対象ソフトウェアになりました

この度、国土交通省の令和4-5年度 2次補正予算「建築BIM加速化事業」において、「BricsCAD BIM」と「BricsCAD Ultimate」が補助対象ソフトウェアとなりました。 建築BIM加速化事業の「BIMソフトウェア利用費」 として BricsCAD BIMと BricsCAD Ultimate を申請いただけます。 建築BIM加速化事業について詳細は下記サイトをご覧ください。 建築:建築BIM加速化事業について - 国土交通省 (mlit.go.jp)

BricsCAD®V22 製品の種類と特徴

 どうも、BricsCAD(Bricsys)の中の人です。BricsCAD®V22 製品の種類と特徴について、カタログよりもくだけた感じで紹介しようと記事を書いていたら、思いのほか長くなってしまいました。こんな使い方ならこの製品が良さそうかも?、というイメージを持ってもらえるかと思いますので飛び飛びでもいいのでお読みいただけたら幸いです。 BricsCAD の種類BricsCAD V22 のCAD製品として以下のような種類があります。 BricsCAD Shape(シェイ

BricsCAD® BIM の BIM化機能って?

BricsCAD BIM は、DWGベースで 3D の BIM ができる製品です。 BricsCAD BIMには、3D のモデルを BIMで使用するためにある程度自動で諸々を設定してくれる便利な BIM化(_BIMIFY)コマンドというものがあります。カタカナ表記だと「ビミファイ」になるでしょうか。  この機能がどういうものかというと、例えば開いている建物モデルに対して、断面図や立面図のビューを生成し、A.I パワーによって構造/MEP のプロファイルや空間位置をいい感じに

「BricsCAD® アドオンアプリの中の人に聞く!」シリーズ:GEOPAX(ジオパックス)編

みなさんこんにちは、「BricsCAD(Bricsys)の中の人」です。 本記事は、Bricsys のアプリカタログに登録されている日本語対応アドオンアプリから、「アドオンアプリの中の人に聞く!」シリーズと題しまして、アプリの特徴や開発でこだわった点などについてインタビューしたものを紹介します。 DWG で 2D/3D どちらの設計もいけるワンプラットフォームな BricsCAD を活用して仕事の生産性アップのきっかけとなれば幸いです。 📄 要約紹介するBricsCAD ア

使わなきゃ損! BricsCAD®のガイドコピーとガイド移動

今回は、他の CAD にはない BricsCAD 独自の機能で使わないともったいないガイドコピーとガイド移動コマンドを紹介します。 まずは、下記の記事または動画をご覧ください。 BricsCADでのCOPYGUIDED コマンドと MOVEGUIDED コマンドの使用 (bricsys.com) 日本語化されていないので、ブラウザの翻訳機能などを利用して見ていただくと良いのですが、BricsCAD には、「ガイドコピー」と「ガイド移動」という機能があります。  この機

BricsCAD®で点群ファイルの取り込みから TINサーフェスの生成まで

点群ファイルの準備・作成 BricsCAD では、取り込まれている点群ファイルを書き出す事はできますが、点群ファイル自体を BricsCAD 内で生成することは出来ないので、なにかしらの形で作成された点群ファイルを利用する形になります。  点群の作成は最近だと、レーザスキャナを搭載したドローンやロボットなどを用いた3Dスキャニングのほか、精度は落ちるものの手軽にスキャニングできる、ハンディタイプの Lider スキャナや一部のLider センサー搭載スマートフォンで作成する

BricsCAD® で扱える点群(Point Cloud)ファイルの種類まとめ

BricsCAD の PRO 以上の製品では、点群(ポイントクラウド)ファイルを読み込むことが出来ます。点群ファイルもいろいろな種類がありますが、扱えるファイルの拡張子は BricsCAD V23 では以下の8種類になります。 対応点群ファイルの種類E57:ASTM 中間ファイルフォーマット LAS / LAZ: ASPRS LiDARデータ交換フォーマット PTS: Leica PTSファイル RTX: Leica PTXファイル RCP / RCS: Autod

BricsCAD®でフォトグラメトリから3D モデルを取り込みしてみる

 中の人の夏の自由研究ということで、フォトグラメトリで作成した3D モデルを BricsCAD に取り込んでみるという遊びをしてみたので、その流れについて書いていこうと思います。 フォトグラメトリってなに?という方に少し解説すると、写真測量法などと言われることもありますが、最近よく使われるフォトグラメトリは狭義の意味で、デジタルカメラ等で多面的に撮影した複数のデジタル写真をコンピュータで画像解析し、3次元のモデルやグラフィック等を得るプロセスを指す言葉として用いられます。