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BricsCAD 土木・測量|Civil系

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BricsCAD の土木・測量、Civil 分野に関連した話題をまとめたマガジンです。
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BricsCAD®︎ の体験版で Lite や Proの状態を試したいのですがどうしたらいいですか?

BricsCAD®︎ のインストールプログラムは、全部入りのUltimateの状態で提供されています。体験版で検証を行う場合に、Lite や Pro といった製品として制限された状態での動作を確認したい場合は、次の手順で設定をする事で可能です。 1. ライセンスレベルの設定を行うライセンスレベルの設定をするコマンドは、BricsCADがどのライセンスレベルで動作するかを設定するコマンドで、所有しているライセンスキーよりも下位のライセンスレベルにセットすることができます。

BricsCAD®のデータ監査機能

BricsCADには、データの内容をチェックして修復をする「監査」の機能が2つ備わっています。 一つは、_AUDITコマンド、もう一つは、_DMAUDITコマンドです。それぞれ、役割が異なっていて次のような内容になっています。 AuditコマンドAudit の監査コマンドは、現在の図面ファイル内容整合性を分析して、エラーの修正行います。 修正された内容は、コマンドウィンドウに履歴として表示され、エラーの数と修復された数を確認することができます。 よくあるのは、DWGベー

BricsCAD®のコリドーってなんですか?

コリドーとは一般的にコリドーというと、西洋建築でよく見られる中庭に面した長い廊下(回廊)で建物に付属したちょっと優雅な空間のイメージになると思います。 BricsCAD のコリドーBricsCAD のコリドーは、建物付属の回廊ではなく土木設計向けのものです。BricsCAD の Pro から利用できる土木ツールに、道路・鉄道・擁壁・橋といった構造物を3Dの線形モデリングするための機能になっていて、コリドー関連の機能からコリドーオブジェクトを作成します。 コリドーオブジェク

Q. BricsCAD®でESRIマップを利用できますか?

A. 利用できます。BricsCAD V23で GEOMAPコマンドで利用される地図表示に Bingマップが利用可能になっていますが、BricsCAD V24.2.07 にて、ESRIマップの表示にも対応しました。 GEOMAPKEYコマンドで、ESRIマップ の APIキーを設定して使用する必要があります。 GEOMAPコマンドでは、オプションが以下のように選択できますが、オプションの内容によって、OpenStreetMap、Bingマップ、ESRIマップを切り替えて表

[詳説]BrcsCAD®の寸法スタイル設定

寸法については、BricsCAD®のデータ互換性シリーズ 「寸法」の記事でも解説していますが、この記事では、「寸法スタイルの内容」について詳しく解説をします。 寸法スタイルの概要寸法スタイルは、寸法値で使用する文字スタイルや精度、矢印の種類やサイズ、色など、80以上の設定をコントロールするもので、BricsCAD で寸法を作図する際は寸法スタイルの設定内容をベースに作成されます。 設定する数が多いので、初めて .dwg系の CAD を触る方が難しさを感じてしまう点かもしれ

Q. BricsCAD®でイメージを割り付けできますか?

A.出来ます。BricsCADで特定のエリアに対してイメージを貼り付け表示したい場合、 BricsCAD V24から、ExpressTools にある、スーパーハッチングを利用することで並べて敷き詰められます。 作成したデータは古いバージョンでも問題なく扱えます。 スーパーハッチングのコマンドは、V23までは利用できませんので、古いバージョンでスーパーハッチングを利用されたい方は、BricsCAD V24 へのアップデートをご検討下さい。 なお、スーパーハッチング以外の方

Q. BricsCAD® の Civil3D はありますか?

A. BricsCAD Civil3D という製品はありませんが、BricsCAD Pro に土木ツールが含まれています。BricsCAD Pro V24 には、土木ツールという機能群が搭載されていて、土木・測量の設計に利用いただけます。 土木ツールの概要は次のとおりです。 BricsCAD 土木ツールの概要土木・測量設計向けワークスペース Tinサーフェス機能 造成(グレーディング)機能 線形(アライメント・縦断)機能 コリドー(道路・橋・線路・擁壁)作成機能

BricsCAD®のラスター(画像)ファイル対応まとめ

この記事は、BricsCAD で扱えるラスター イメージ ファイルの種類についてのお話です。 そもそもラスター イメージ ファイルとは?コンピュータでいうラスター イメージ (Raster image)とは、簡単に言うと写真やコピー機などでスキャニングした画像データの事を指します。 Windows のビットマップ(BMP)やデジカメのジェイペグ(JPEG)などが有名です。ウェブ系の人だと、PNG や GIF ファイルなども馴染み深いかもしれませんね。 ラスターイメージは

Q. BricsCAD®はCDEと接続できますか?

A. BricsCAD BIM で接続できます。BricsCAD BIM で利用されるコモンデータ環境(CDE)のサービスへ接続して、データの参照や管理を行うことが出来ます。 BCFパネルからの CDE アクセスBricsCAD BIM で利用可能な BCFパネルから、CDEサービスへのアクセスを設定してCDEデータを表示することが出来ます。  Bricsys が提供するCDE環境Bricsys ではクラウドベースのCDE環境として、Bricsys 24/7 というサービ

Q. BricsCAD®で3Dプリンタに出力できますか?

A. 直接3D プリンタへ出力するメニューはありませんが、STLファイルへの書き出しに対応しています。BricsCAD®から作成した3Dモデルを 3Dプリンタに出力したい場合は、多くの 3Dプリンタが対応している STLファイルへの書き出しを行って出力する流れで対応できます。 BricsCAD から STLファイルへの書き出しEXPORTコマンドまたはSTLOUTコマンドを実行して保存します。 EXPORTコマンドでは、ファイルの種類から「ソリグラフィー(*.stl)」を選

TINサーフェスからソリッドモデルやメッシュを生成する方法

BricsCAD® Pro 以上の製品では、点座標データや点群ファイルから TINサーフェスを作成して地形データとして活用することができますが、TINサーフェスを更に活用するための機能として、別のデータタイプを生成する機能があります。 今回は、その中からソリッドとメッシュのデータを生成する方法を解説します。 TINサーフェスの準備TINサーフェスの作成は、測量点の読み込みや、点群からの生成することができます。 上にあるTINサーフェスデータをそのまま3Dモデル化すること

BricsCAD で点群のバブル(撮影ポイント)表示を ON/OFFする方法

BricsCAD で点群ファイルを参照表示した時に、点群ファイルによっては、緑色のボールのような「バブル」(撮影ポイントの点)が表示されることがあります。 バブルは点群撮影時に計測とともに作成される360度映像が記録されていて、バブルをダブルクリックすると、バブルビュアーが表示され、その内容を確認することが出来ます。 バブルビュアーでは、マウスホイールのドラッグにより、見ている視線の方向を移動でき、ホイールの上下で画角を変更することができます。 BricsCAD BIM

BricsCAD® BIM + Lumion® で高品質ビジュアライズ!

BricsCAD は V18 以降、BricsCAD BIM において Act-3D社が提供している 3D建築ビジュアライゼーションソフトウェアである Lumion に、Lumion LiveSync を使用して連携を行うことが可能になっています。 アプリカタログに掲載されている Lumion アプリ、または、Lumionのウェブサイトから Lumion LiveSync for BricsCAD をダウンロードしてインストールすると、BricsCAD に Lumion の

BricsCAD® Pro の 3Dモデリング チュートリアル動画

BricsCAD® Proでは、ダイレクトモデリングの機能が利用でき、CAD図面を2Dから3Dへ、3Dソリッドやサーフェスを変形して複雑な幾何学オブジェクトや芸術的な形状を作成できます。 この記事では、Youtube に掲載されているBricsCAD® Pro の 3Dモデリングチュートリアルの動画について補足説明を掲載しています。 これらのビデオでは、ソリッド、サーフェス、メッシュ、ワイヤーフレームオブジェクトの作成方法について、3Dモデリングのコンセプトとテクニックを