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BricsCAD®を最新バージョンで使うメリット

 常に進化する BricsCAD を最新Verでご利用いただくメリットを認識してただくために、旧バージョンごとの新機能の紹介とポイントになる点をまとめました。

(終了しました。)現在実施中のバージョンアップキャンペーン(~2022/9/28まで)でお得に最新 Ver に上げていただく事が出来ます。ぜひご検討下さい!

 なお、これまで各バージョン毎に新機能&改良が大体200前後もあります。ボリュームが多くなりすぎるので、この記事では汎用製品(Lite/Pro)に絞ってまとめています。

V22の新機能

V22 のポイント

 V22 では、主に2D図面の作成効率化に効果の高い、簡素化機能や、ガイドコピーを発展させた3D ガイドコピーなどの機能が搭載されました。従来、アドオンアプリケーションでないと対応できなかった、選択範囲に含まれる図形をいい感じで他の場所にコピーするということがより簡単に行えるようになっています。
 また、図面内でQRコードの生成・編集が行えるようになり、図面作成後にデータをタグから読み込んで活用するような使い方も強化されています。
 3D 機能では、自動面取り認識機能、連想スケッチなどの機能が追加され、モデリングの生産性アップをサポートします。
 その他に、機械学習を活用したお勧めコマンドを提示する機能や、マルチスレッドな読込と再描画による高速化など、高度な自動化機能を実現するための仕組みが強化されています。

V21の新機能

すべての製品グレード込みのプレイリスト

V21 のポイント

 V21では、生産性向上に役立つ機能として、配列コピーや最適化機能、ガイド移動、レイヤー変換、ダイナミックUCSなどの機能が搭載されました。
 パラメトリックブロック化という機能が搭載され、自動拘束機能などと合わせてパラメトリックブロックの利用が便利になり、ダイナミックブロックとのデータ互換性の向上が進みました。
 3D 機能では、点群の処理が早くなったりバブルビュー表示に対応したり、PRO に土木系の機能としてコリドーモデリングが可能になったことで、道路や橋、水路などのモデリングがやりやすくなったバージョンでもあります。

V20 の新機能

V20 のポイント

 V20では、ダークUIや、浮動コマンドライン、スタートタブの追加などのインターフェス周りの改善のほか、ブロック化機能、2次元のパラメトリックブロック、ガイドコピーに対応しました。生産性と使いやすさの向上が図られています。
 このバージョンから、Proグレードに土木ツールという土木系の設計に便利な機能が追加され、土木設計での利用もサポートされました。

 また、Bricsys が SaaS として提供している 24/7 というドキュメント共有&コラボレーションツールがビルトインされてアクセスしやすくなった使えるようになったりしています。(24/7 は EU圏内で多く使われています。)

V19 の新機能

V19 のポイント

 V19では、PDFの読み込み(参照ではなく)機能や、ブロックエディタ、ダイナミック編集機能など、作図の基礎的な機能が数多くサポートされたバージョンです。
 また、点群ツールやブロック化コマンドや A.I系の機能が搭載・整備され、単純な .dwg互換CADではない独自色のある機能によって、生産性を上げる特色が顕著に出てきたバージョンとなっています。

V18 の新機能

V18 のポイント

 V18 は前年に新しく出てきた .dwg ファイルの 2018形式をサポートしたバージョンとなります。マニピュレータという移動・回転・複写・鏡像・尺度変更をコマンドを実行せずに直感的に行うことのできる仕組みが導入されたバージョンでもあります。
 図面比較やクリーン画面、データ書き出しの強化など .dwg互換CADとして足りていない部分も着実にフォローされたバージョンといえます。

V17 の新機能

V17 のポイント

 V17は、UI/UX の強化が意識され始めたバージョンと言えるかもしれません。ドッキングできるパネルやスタート画面の強化、クアッドメニューなどの V22 にも続いている機能が搭載されています。
 3D機能として、3D比較機能やアニメーションパス、パースの位置合わせなどの機能強化が行われていて、後のBIM 製品へと続く機能が強化されたバージョンです。

V16の新機能

新機能の動画はナシ😥

V16 のポイント

 V16では、配列オブジェクトの対応や、データ書き出し、レイアウト書き出し、図心スナップ、サーフェスモデリング対応、印刷ダイアログの改良など、データ互換にも関連する機能の追加や改善が多くあったバージョンと言えるかもしれません。

V15の新機能

V15 のポイント

 V15は、BIM や Sheetmetal-板金(V22では Mechanicalにある機能)ソリューション系機能の強化が多くあったバージョンと言えるかもしれません。
ダイナミックブロックのグリップからの編集などデータだけでなく操作の互換性・利便性も強化されています。


以上、各バージョンごとの新機能とポイントのまとめでした。
新しい機能は、.dwgファイルの互換性向上だけでなく、操作性や独自の生産性アップ機能が含まれています。
 機能の項目に現れない、パフォーマンスの向上や対応範囲の拡大、膨大な改修点など、世界中にいる開発陣は日々よりよい製品にすべく開発に明け暮れておりますので、ぜひ新しいバージョンでCADの編集時間を時短しましょう。
また、「これが出来たらバージョンアップしたい」といった要望も気軽にお寄せいただければ幸甚です。

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