先日 BricsCAD V23 のアップデートである、V23.2 の日本語版がリリースされました。この記事では、 BricsCAD Mechanical V23.2 についてMechanical 機能に焦点を当てて更新点を紹介します。
なお、CAD の汎用機能部分の更新点については別途、こちらの記事にて紹介していますので合わせてご覧ください。

BricsCAD Mechanical の更新・追加点

BricsCAD Mechanical の強化点については以下の動画もご覧ください。

動画の内容は以下のようになります。

• 1:00 BOM Managerのワークフロー改善

• 2:30 溶接ツールの生産性を向上させました。

• 3:21 2Dシンボルツールの強化

• 4:19 分解表現からの新しい描画ビュー

Mechanical リボンメニューの構成改善

メカニカル ワークスペースのリボンメニューで、全体の表示幅が小さくなるように整理されたため、解像度が16：9でない環境で省略表示されにくくなりました。

ダイアログの改善点

V23で追加された下記機械系の注釈・記号系に未翻訳箇所がありましたが、適切にローカライズされました。
AMDATUDIM, AMPOWERDIM_ALI, AMPOWERDIM_ANG, AMPOWERDIM_DIA, AMPOWERDIM_HOR, AMPOWERDIM_RAD, AMPOWERDIM_ROT, AMPOWERDIM_VER, AMPOWEREDIT, AMWELDSYM.

データムや溶接記号の連携改良

データムと溶接記号のダイアログに「オブジェクトのアタッチ」と「オブジェクトのデタッチ」機能を追加しました。これにより、ユーザーはシンボルと関連するジオメトリをグループ化したり、グループ化解除したりすることができ、ジオメトリがモデル内で移動しても関連付けを確保することができます。

メカニカル2Dの警告表示

LOADMECHANICAL2D が無効な状態で 2D Mechanical コンテンツを含む図面を開くと、ステータスバーに警告バブルが表示され、状況を説明とMechanical 2D モジュールを直ちに有効にしてロードするためのリンクが提供されます。これにより ACM図面を活用しやすくなります。

ベースビューコマンドの強化

3Dモデルから分解ビューを生成する際のダイアログが QTベースになり、ステップ欄が追加されました。
合わせて、分解ビューとして生成されるビューは、ダイアログまたはバッチモードで選択された特定のステップを尊重するようになりました。

メカニカルブラウザの強化

• "選択範囲によるフィルタ "モードが Mechanical Browser パネルに追加されました。

• Mechanicalブラウザの設定に新しいメニュー項目が導入されました。

• 同期選択モードが無効の場合、この設定により、ツリーで選択されたノードに対応するモデル内のオブジェクトのハイライトを有効または無効にすることができます。

• パラメータの値のリストをソートしないようにするために、「値のリストの順序を維持する」という別の新しいオプションが追加されました。

以上、BricsCAD Mechanical V23.2 のハイライトを一通り紹介いたしました。

BricsCAD Mechanical V23では、AutoCAD® Mechanical データの対応強化など、２次元の機械図面対応の強化が数多く行われています。
機能の実装については皆様からの要望の多さなども影響しますので、この機能が使えたら移行したいなどの意見がありましたらお気軽にリクエストして下さい。

BricsCAD の体験版（無料）で試せます

　BricsCAD は 2D/3D 設計を１つのプラットフォーム上でできるCADです。無料体験版では、すべての機能をお試しいただけますので、使い勝手や機能を堪能してみてください。AutoCAD など他のCADで作成したDWG/DXFファイルを開いたり、バージョンを変えて保存したりすることもできます。

ダウンロード方法は、こちらの記事をごらんください。

では、良い CADライフを！👍

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