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BricsCAD® で扱える点群(Point Cloud)ファイルの種類まとめ

2024年10月28日
内容を V25.1 で更新しました。V25.1 では、多様な表示設定やファイル対応の強化が行われています。点群を活用した設計は BricsCAD の得意とするところになっています。

中の人コメント

BricsCAD の PRO 以上の製品では、点群(ポイントクラウド)ファイルを読み込むことが出来ます。点群ファイルもいろいろな種類がありますが、扱えるファイルの拡張子は BricsCAD V25 では以下の13種類になります。


対応点群ファイルの種類

  • E57ASTM 中間ファイルフォーマット

  • LAS / LAZASPRS LiDARデータ交換フォーマット

  • PTS: Leica PTSファイル

  • RTX: Leica PTXファイル

  • RCP / RCS: Autodesk Recap 点群データ

  • HSPC: Hexagon Smart PointCloud ファイル

以下のフォーマットは、V25 から対応しました

  • zfs: Z+F点群形式

  • LGSX: Leica LGSxファイル

  • RSP / RDBX: Riegl 点群形式

  • HSPC.PACK: Hexagon Smart PointCloud のパッケージファイル

  • HSPC: Hexagon Smart PointCloud ファイル(2024.03バージョン)

ファイル選択画面

V19 のときは .las .pts .ptx の3種類でしたので、バージョンを追うごとに対応ファイルが増えてきています。よく使われるファイルの他、Hexagon グループのファイル形式に対応している点が特徴的ではないかと思います。👍

BricsCAD でこれらの点群ファイルを読み込むと、BrisCAD 上で高速に扱えるように最適化されるため、一度取り込んでしまえば結構大きな点群でも快適に操作を行う事ができます。パフォーマンスもバージョンを追う毎に改良が加えられてきています。

E57、PTX、LGSX などのファイルでは、スキャン位置の高解像度情報がある場合、バブルビューが作成されてスキャン位置からの360°ビューを見ることが出来たりします。

赤い枠部分にある緑色のバブルをダブルクリックして
バブルビュアーを表示したところ。

また、BricsCAD BIM に搭載されている機能には、Scan-to-BIM 系の点群からサーフェス、ソリッドを作成や、建物のフロアを検出して断面を作成できる機能などもありますので、点群を見るだけではなく、取り込み後に編集していく形でも活用する事ができます。

点群ファイルの書き出し

アタッチされている点群ファイルを書き出しすることも可能です。
通常の 書き出しコマンドではなく、専用の PointCloudExport (点群書き出し)コマンドから書き出しできます。

点群書き出しコマンドのアイコン

V25 で書き出しできるファイルは次のとおりです。

  • .pts

  • .hspc

  • .laz

気軽に使える BricsCAD の点群機能

近頃流行りの、スマホで LiDAR スキャンやフォトグラメトリ、ガウシアンスプラッティングなどから生成したデータを点群系のファイルに書き出しできるアプリなどものもありますので、BricsCAD の点群機能を使って、広い範囲の地形から小さな製品までちょっとしたことで3D を活用するところから 3D CAD をはじめてみるのもいいかもしれません。😀

点群についてさらに詳細を知りたい場合は、以下のページをご覧ください。

点群用BricsCAD | ビューと3Dモデリング (bricsys.com)

点群ファイルの読み込みは体験版でもできます

BricsCAD の体験版は最上位の製品機能を試すことが出来ますので、今回紹介した機能もすべて試すことが出来ます。ぜひ、無料体験版をダウンロードして確認してみてください。
ダウンロードの仕方は、こちらの記事をごらんください。 😃

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