BricsCAD®で求人できる?
BricsCAD を聞いたことがない人はまだまだ沢山いらっしゃると思いますが、日本語版がリリースされてから10年以上経ちますので初めて触った CAD が BricsCAD という人もいるのではないかと思います。
これから CAD オペレータや設計者として CADを覚えようとされている方が BricsCAD を覚える場合に「果たしてこの CADを覚えても求人があるんだろうか?」という疑問は頭によぎると思います。
今回はその点について少し深掘りしたいと思います。
現在の求人状況
この記事を書いている時点で、"BricsCAD" のキーワードで引っかかる求人がどれくらいあるか、求人検索エンジンの Indeed さんで検索してみたところ 226件ありました。* 2022年6月20日の検索結果
で、同じ日に競合となる AutoCAD® で検索してみると… 37,520 件となっていました。2桁違いますね。😓
認知度の差が如実に出ちゃってますが悲観することはありません。
その理由はつぎのとおりです。
BricsCAD ≒ AutoCAD(LT)ということは?
BricsCAD を使い始める前に AutoCAD(LT)を使用していた方なら同意していただけると思いますが、マウスやコマンドなどを用いた基本操作やファイルの扱いはほとんど同じ感覚で使用できます。
2D図面で使用する機能部分は特に顕著で、ここ数年でインターフェス周りもだいぶ強化されてきているのでより最近の AutoCAD と同じ感覚で使える部分が増えています。
これはつまりどういうことかというと、
AutoCAD が使える = BricsCAD も使える。
BricsCAD が使える = AutoCAD も使える。
と言っても過言ではないと言うことになります。つまり、BricsCAD の使い方を覚えた人は、AutoCAD の求人に応募できるだけの素養を持っているということです。(逆もまた然り。)
求人に応募される際のスキルセットに CAD を書く場合、両方の CAD を書いてしまってもそれほど困ることはないでしょう。
全く触ったことがないとイメージが湧かないかもしれないので、片方しか使ったことがない方は体験版で作図して実感してみてください。
※ BricsCAD の体験版入手方法
BricsCAD は、AutoCAD と BricsCAD の標準ファイルフォーマットである DWG・DXF ファイルのデータベース構造をそのまま活かし、更にそれを最大限活用する形で開発されているためこのような事が言えます。
発展性のあるプラットホーム
BricsCAD は基本的なところから "ワンプラットホーム" で運用をするように考えられて開発が進んでいて、他では「2D と3D は別々のソフトで」となっているところ、BricsCADでは「一つのツールでまるっとOK!」という風になっているので、今後予想される3D設計が主流になって行くことに伴う2D図面の需要減に対しても、操作感そのままに同じ CAD で対応できるメリットがあります。
そのメリットを活かす形で導入される企業さんも数多くあります。
事例: タカミヤ 、マツダ、 日鉄テックスエンジ
CAD オペレータを求人される方へのアドバイス
前述のような理由から、AutoCAD のオペレータを求人されている方は、BricsCAD の経験者を、BricsCAD のオペレータを求人される方は、AutoCAD の経験者を含める形でキーワードに入れておくと、日本国内に限って少なく見積もって数万人が使った事がある BricsCAD を求人対象の母数に加えることができます。
どちらかの CAD を操作できる人であれば、数日もあれば慣れてしまうはずです。「BricsCAD (Bricsys) の中の人」は AutoCAD と BricsCAD 両方を知っていて数多くの移行した CAD ユーザを見てきたのでこの点は断言できます。
まずは体験
ということで、AutoCAD (やその他の互換CAD)しか触ったことがない方や、リボンメニューがなかった頃の古い BricsCAD しか触ったことがない方、これからCAD オペレータになりたい方は、新しいバージョンの BricsCAD をぜひ体験してみてください。
体験版のダウンロードはこちらの記事ごらんください。 😃
なお、学生さんや教育機関の方は、1年間有効な無償の教育ライセンスがご利用いただけます。
* 学生さんが申し込む場合は、学生証の写真データを用意してください。教育機関で授業で使いたい場合は、お問い合わせください。
あ、あと、Bricsys で働きたいという方がいらっしゃいましたら、こちらのページをごらんください。 (この記事の作成時点では、日本国内の募集はなく主にヨーロッパでの採用になります。海外で働きたい!という方は是非。)
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