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BricsCAD® のテクニック

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BricsCAD を使うためのスキルアップに役立つ記事をまとめています。
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2022年8月の記事一覧

BricsCAD®をサクサク使うためのテクニック その1:データを軽くする(~V24)

2024年3月29日: 記事の内容を V24.2 対応しました。 データを軽くすることの重要性 BricsCAD は、数秒で起動したり、マルチスレッドなファイルオープン処理に対応するなど、CAD の中ではかなり軽快に動作するソフトウェアになっています。  それでも、大規模な設計を行っていたり一つのファイル内で多数の図面をまとめて描いていたりしていると、図面ファイルのデータは大きくなっていくため、軽快に動作させ続けるための方法をしておくことは生産性を極力落とさずに作業する上で

BricsCAD® で循環選択

ということで、BricsCAD はマウスカーソルを図形上に合わせて Tabキーを押すだけで、カーソル下にある図形を循環で選ぶことが出来ます。(図形を事前に選択する必要はありません。) BricsCAD の体験版(無料)でお試しあれ BricsCAD をお持ちでない方は、無料体験版をダウンロードして各製品の使い勝手や機能を堪能してみてください。  体験版利用で、”体験版で作成・保存した” というような隠れた刻印データが付加されることもありませんので安心して検証していただけます

BricsCAD®のデータ互換性シリーズ 「DWG・DXF の対応」

BricsCAD® の標準図面ファイル形式は、DWG または DXFファイルとなっています。DWG® という名称は 米国 Autodesk®社の登録商標として登録されていて AutoCAD® の標準フォーマットでもあります。 歴史的な背景から 2004形式以降の .dwgファイルに埋め込まれるようになった透かし情報は変更しないスタイルになっていますが、DWGファイルの構造自体は、エンジニアリング設計データの自由なアクセスと交換をビジョンに持つ Open Design All

BricsCAD® x PLATEAU でCAD内に東京を再現できる!早い軽い楽しい!

BricsCAD®でフォトグラメトリから3D モデルを取り込みしてみる

 中の人の夏の自由研究ということで、フォトグラメトリで作成した3D モデルを BricsCAD に取り込んでみるという遊びをしてみたので、その流れについて書いていこうと思います。 フォトグラメトリってなに?という方に少し解説すると、写真測量法などと言われることもありますが、最近よく使われるフォトグラメトリは狭義の意味で、デジタルカメラ等で多面的に撮影した複数のデジタル写真をコンピュータで画像解析し、3次元のモデルやグラフィック等を得るプロセスを指す言葉として用いられます。