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BricsCAD®のライセンス種類について

最終更新:2024年11月

BricsCAD にはいくつかのライセンス種類があります。
この記事ではその点について解説します。記事作成時点での情報になりますので、最新情報はBricsys の情報や各販売代理店様にご確認ください。


📘 BricsCADのライセンスオプション

BricsCADには、ライセンスには以下のようなオプションがあります。

🧾 シングルライセンス

シングルライセンスは、1つのコンピュータでの利用を対象としています。各シングルライセンスで2つまでアクティベートが可能で一番シンプルな使い方ができるライセンスになります。* 同時使用は1つのみの許諾です。

例えば、会社のPCと出張や現場で使うモバイルPCなど、2台のマシンにインストールすることができます。
また、既存のライセンス認証を解除することでライセンスの別のPCへ移動することができます。

🧾 ネットワークライセンス

ネットワークライセンスは、複数のユーザーが LAN 内に設置したライセンスサーバーの BricsCAD ライセンスにアクセスできるタイプです。(VPN でのアクセスも可能。)
ライセンスサーバー(Reprise を利用)にプールされているライセンス数に応じて、同時に使用できるユーザーの人数が決まります。
プールされているライセンスをオフラインで利用可能(最大30日)にする貸出の機能もあります。
また、事前に Bricsys から許諾を得ることで VDI での利用も可能です。

ネットワークライセンスについての参考記事

🧾 ボリュームライセンス

ボリュームライセンスは、定義されたユーザーベース内で BricsCAD を使用することができます。ユーザーに対して有効な単一のライセンスキーを使用して、購入したシート分を認証して使用できます。
たとえば、30ライセンスを購入した場合、シングルライセンスでは、ライセンスキーが30個発行されますが、ボリュームライセンスでは、1つにキーが発行され CAD利用者には同じキーを通知して認証する形になります。
なお、ボリュームライセンスは、BricsysのEストアでは購入できませんので、販売パートナー様からご購入下さい。

🧾 アカデミックライセンス

学生、学部、教員、教育機関の方向けに、すべての BricsCAD ソフトウェアを無料で12ヶ月間利用できるライセンスを提供しています。また、現在の学生ID を提出していただくことで毎年の更新にも対応しています。

アカデミック情報を入力して学生または学校/教師として登録してください。

Note:
アカデミックライセンスは、シングルユーザー、ネットワーク、またはボリュームライセンスにて取得できます。また、アカデミックライセンスは複数年の提供はしておりません。毎年申請していただく必要があります。

手続きなどは、下記のページをご覧ください。

アカデミックライセンスの説明ページ

📘 永久ライセンスとサブスクリプション

上記で解説したライセンスオプションに対して、永久ライセンスとして購入するか、サブスクリプションとして期間レンタルするかの選択肢があります。

BricsCAD ライセンスのイメージ

つまり、

  • BricsCAD Pro シングルの永久ライセンス

  • BricsCAD Pro シングルのサブスクリプション(1年)

のような形の組み合わせがあることになります。
サブスクリプションは1年または3年の期間で選択できます。
サブスクリプションは、期間が終了する前に通知が送られますので、延長更新するかどうかを判断します。継続しない場合は、期間終了と合わせて利用できなくなります。

📘 Mentenance (メンテナンス)

BricsCAD の Mentenance(メンテナンス)は、メジャーバージョンのバージョンアップグレードを含んだ特典のある保守サービスのようなものです。

サブスクリプションはメンテナンス込みの費用になっているので、考慮不要となります。一方、永久ライセンスの場合は、ライセンスの種類によってメンテナンスの扱いが代わります。
具体的には次のようになります。

  • シングルライセンス

    • 初年度のメンテナンスが含まれています。2年目以降のメンテナンス継続は任意になります。

  • ボリュームライセンス

    • 初年度のメンテナンスは含まれています。2年目以降の継続は任意です。

  • ネットワークライセンス

    • 初年度のメンテナンスは含まれています。2年目以降の継続は任意です。なお、メンテナンスを継続する場合は保有シート全数での更新となります。ライセンストラブル時に柔軟な対応を行うために継続を強くおすすめしております。

基本的にメンテナンスを付けて更新していく形でご利用頂くと費用面、サービス面でお得になるようになっています。


以上、BricsCAD のライセンスバリエーションについて解説しました。
ライセンスの種類は、Lite、 Pro、BIM など製品レベルごとにありますので事情にあった選択で活用できます。
不明な点があれば、弊社や販売代理店にお問い合わせください。

では、よいCADライフを!👍

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