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Q. AutoCAD®用のプログラム開発は作ったことがあるけど、BricsCAD®用の開発は同じようにできますか?

A. 大体同じ感じでできます。

BricsCAD では、カスタマイズプログラムを開発するための API が整備されており、AutoCAD上でプログラムを開発する方法と同じ様なスタイルで開発することができます。

用意されている API

BricsCAD で利用できる API は製品の種類ごとに変わりますが、大きく分けると、Lite では Lisp言語 、スクリプト、メニューマクロ、Pro 以上では、Liteで使えるものに加えて BRX & TX(C/C++)、.NET、VBA の言語が利用できるという形になります。

製品毎に利用できる API のイメージ

API の機能については、専用のドキュメントページがあります。
以下の記事を参照してください。

参考記事

プログラムのロード方法

開発したプログラムを(自動)ロードする方法についても用意されています。

参考記事

API の問い合わせ

API に関する問い合わせは、Bricsys のサポートリクエストから送ることができます。一般窓口の担当では対応できない内容も多いと思いますので、専門のエージェントにつながるサポートリクエストへの質問が近道です。

各 API のコードサンプル

それぞれの API について解説した記事を掲載していますので利用したい API の記事をご覧いただけます。

参考記事

BricsCAD をインストールしたフォルダ内にある API フォルダにもサンプルがありますので、ご覧ください。

各種の設定

BricsCAD における各種の設定は、ほとんどのものがオプション設定のウィンドウにまとまっています。プログラムでのカスタマイズをする場合、システム変数をいじることがよくありますが、オプション設定の画面ではシステム変数名で検索して、変数の有無や内容について確認することができます。

BricsCADの設定ウィンドウ

インターフェス(メニューファイル)の構成

BricsCADのインターフェスは、メニューファイル(.cui) により定義されおり、インターフェスのカスタマイズ(CUI)コマンドから編集することができます。
また、BricsCAD独自のクワッドメニューを活用したカスタマイズなども行えるようになっています。

参考記事

その他の作図環境ファイル

フォント、ハッチング、線種、テンプレート、印刷設定、シートセットなどの作図に使用する各種のファイルは、同様なものが利用可能です。

参考記事


各 API のプログラムは、コードベースでの互換性も考慮されています。
ケースによりけりですが、LISP ではまったく変更なく動くもの、BRX や VBA では SDK やライブラリの参照を変えて若干の移植作業をしただけで済むケースも多くありますので、CADのカスタマイズや開発経験のある方は手持ちのコードの移植をチャレンジして頂ければ幸いです。

では、よいCADライフを!😀

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